確かなもの



ようこそ 飴のブログ【遣らずの飴】へ
『遣らずの雨*1』って、なんとも切なく色っぽい言葉だと思いません?


こんばんは
先日の『距離』の続きです


物理的に歩み寄っても、どうせそれには限界があって
精神的な結びつきは、所詮目には見えなくて


結局、自信にはならない


不安は拭えない


楽しい時間を過ごせても、ずっと蓄積しておくことは出来ず、いずれ霞んでしまう
そうなる前に、と、慌てて記憶を上書きする


無になるのが怖くて、必ず上書きしてしまう
しかも記憶なんて曖昧
美化してないなんて保証もない


だんだんと、その上書きスパンは短くなり
やがて、余韻や記憶が意味をなさなくなる


そして、『今』だけが記憶を支配していく


だが、情けないことに、しばらくすると、その『今』にも不安をおぼえるようになる
表情と声色と言葉を用いても、不安は残り、目の前の現実にさえ自信が持てなくなる


確かなものは、脈打つ鼓動と体温


でも、容易にいつ、誰に対しても確かめられるものではないし、
メールでも電話でも無理


そして今夜も
不安定なまま、眠りにつく


わたし以外の温度も鼓動も、ここにはない

*1:遣らずの雨(やらず-の-あめ):まるで訪ねて来た恋人を引き止めるかのように降ってくる雨の意